多くの出品物の中から、私が出品する商品に目を留めて頂き、誠にありがとうございます。個人的な趣味で約３０年の間に西洋で出版されたオリジナルの古地図や古典版画を収集してきましたが、その収集過程で敢えて気に入って入手してきたリプロダクション（近年製作の印刷もの）を西洋の歴史にご興味があってお部屋のインテリアとして飾ってみようと思われる方に格安でお譲りしたく、この度出品します。 （商品説明） 　　タイトル：　BIRD'S EYE VIEW of ITHACA, N.Y. 1873 　　額サイズ：　縦　49.8cm　　横　64.6cm 　　商品解説：　本図のイサカ市は、アメリカ合衆国ニューヨーク州トンプキンス郡にある都市で、ニューヨーク州フィンガーレイクス地域のカユガ湖の南岸に位置します。当時からイタリア系の移民が多く居たからか、ギリシャのイサカ島にちなんで名付けられたようです。 アイビーリーグの大学であるコーネル大学が19世紀後半に設立され、大学の街「イサカ」として知られています。 約45年ほど前、学生時代にニューヨーク州のイサカ市に滞在していた際に大学の売店で街のお土産として買い求めたリプロダクションで、帰国後に額装して書斎の隅に保管していたものです。 経年の若干経年のヤケは感じられますが飾ることなく自宅保管していましたので状態は良い方と思います。 また額装用のマット加工を行わず、直接に作品と同サイズの額枠に収めています。木製の額枠には数か所にあたり傷がありますが彩色補修されていますので鑑賞には支障のない程度と思います。尚、額の裏面は水のりテープでしっかりと塞がれており、下方右側には作品紹介のラベルを貼られていましたが、時間経過の中で剥がされてその貼り跡だけが残っています。 アメリカの各都市の鳥観図の典型的なスタイルを踏襲した本図は、19世紀後半当時の街の様子を極めて詳しくそして雄大に描画しており、街並みの様子の他、遠景には駅舎やそこに向かう蒸気機関車が、そして見下の方には当時の大学校舎とその宿泊施設も書き込まれています。 彩色はされていませんが、全体として茶インクによる作品ですのでとても落ち着きのあるヴィンテージ感のある佳い作品となっています。 アメリカ初期の地図をお探しの方、学問の都市「イサカ」をご存じの方、そして鳥観図などにご興味のある方、如何でしょうか。